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小説だお

ええっと、なんか前回のより長くなったので第2章はニ分割します。

そして今回の主役はあらいぐまさんごまだれさんです。
それで・・・以前あらいぐまさんにごまだれさんとのからみを頼まれたんですが・・・まだ接触してません。

第二章の後編では接触させますので!

というわけで第二章の前編をお楽しみください

ステージ 2 【お化けと鬼とお屋敷と】

…チリーンッ
渇いた音が響く。心地よい。
浮いているような…唄っているような、そんな感じ…
ちりーんっ
音が世界の外から聴こえてくる…
「…きて」
え?
「起きて。今、君に危機が訪れようとしてようとしている」
世界が歪む。
「…うう、ここは?」気付くと私は薄暗い部屋にいた。床が冷たい。立ち上がり、辺りを見渡す。小さな石造りの空間にぼんやりとした灯りのランプが1つ、机とその上の本。そして、2つの扉。そして不思議なことに窓がなかった。
「さっきの声の子は?」つぶやいてみるが闇に吸い込まれていった。何か変だ…情報を整理しよう。私はごまだれ。今日はみんなと一緒にゲーム博物館いって、バグに末期ぃが向かったから止めようとして…
「じゃあ…まだ電脳世界?嘘でしょ…」電脳に精神が幽閉されたかもしれない。この状況を何とかしないと…はあ、末期ぃの気持ちも分からないことはないけど、もう少し考えて行動して欲しかったな…まあ、あったら文句を言ってやるとして、今の状況を打破しないと絶体絶命だね…とにかく!今、どこにいるのか?がわからない状況じゃあ、むやみに動くのは危険だね。手がかりはないかな?
机の上の本に目が留まった。
本というより日記帳のようだった。
ドンドンドンッ
唐突に扉が叩かれる。あまりに驚いて日記帳を落としそうになる。
ダンッダンッ
再び扉が叩かれた。しかし前回の比ではない程の力で繰り返されるそれに恐怖を感じた。どうやら扉を蹴破るつもりらしい。私はもう一方の扉に駆け寄りドアノブを握った。
ガチャンッ
鍵がかかっている…だと!?
「開け開け開け開けぇ!!」しかしドアノブはガチャガチャとそっけない返事をするだけで一向に開きそうにない。ふと振り向くともう蝶番がみしみしと悲鳴を上げている。相手は知らないけれど、それ故に得体の知れぬ恐怖がある。大体、中を確認もせず無言で扉を破ろうとするなんて普通じゃない。普通なはずがない。できることなら戸が開かれるそのときが来ないでほしい。ゆっくり日記帳でも読んでいたい…そうだ日記帳になにか書いてあるかもしれない。そういって無造作に日記帳を開いた。目に留まったものは文字などではなく、しおりだった。
「鍵だ!!しおりが鍵になってる!!」
ここの鍵かもしれない。扉の悲鳴が焦りを募らせる。
「速く開けなくちゃ」手が震える。鍵穴にうまくささらない。やっとのことで鍵を刺し込み、思いっきりひねる。
ガチャリッ
「…やった、開いた」しかし、その時、謎の追跡者も同様に扉にとどめを刺したようだった。扉がゴムボールのように宙を舞い、壁に打ち付けられて砕け散った。
「…青鬼(青鬼より)」思わずつぶやいてしまった。壊れたドアの向こう側に対峙しているそいつは一度見たら二度と忘れないであろう外観、無機質な目、つりあがった唇、ブルーベリー色をしたその巨体。そう、それはまさに青鬼だった。いろいろ気になる事はあるけれど脳裏に浮かんだ言葉は1つだった。
「…殺される」渇いた口からこぼれたものは、まさに恐怖そのものだった。
次の部屋に飛び込み、鍵をかける。この扉もそう長くは持たないだろうけど、少しは時間を稼げるはずだ…
ダンダンダンッ
青鬼には待つ気は全くないようだ。急がないと本当に長くは持たないな…。改めて前を見ると
「ここは…廊下か…」扉が3つ。奥には少し開けた空間があるようだ。どこに行こう?あまり時間はないので奥の開けた場所に行くのが妥当だけど…どうする?自分の脚力、持久力が青鬼に勝っているなら奥に行ってさっさと撒いてしまうべきだろう。でも、相手の情報が不足している今、その選択は賭けに出ることになるから…
「私はこっち…。この部屋だよ」
またあの声が聞こえた。右の部屋だ…
「誰…誰なの?」
ズシンッ
今までより重く大きい音がした。もう時間がない。
「右…か」


「・・・・・・・・・・・・・・・」
結構、私はホラー慣れしている方だと思ってたのにな…
眼前に広がるのはわずかな光源に照らされる仮面が壁一面にかけてあるものだ。東洋のものから西洋の華やかな物まであらゆる仮面を集めたんじゃないかと思うほどの量がある。そしてこの部屋にある唯一の光源。それは私と対峙していた。すこし大きめのカンテラ、鈍くギラリと輝く大振りの包丁に奇怪な緑色の肌。
「・・・トンベリ(FFシリーズより)」つぶやいてしまった。それに答えるようにトンベリもゆっくりこちらに向かって歩き出した。ペタリペタリとホラー定番の足音をさせながら歩み寄ってくる。
「あらいぐま…」
「!?」トンベリが喋った!?
「怖がらないで・・・話をしよう」
「・・・なんで名前を知っているの?」警戒しつつ、気になったことを訪ねてみた。
「・・・から聞いた」トンベリはぼそぼそとつぶやいた。
「え、なんて?」
「・・・・・そのことはもう聞かれたくない。ボクはある人から君を殺すよう命ぜられてきた・・・人をさすのは嫌いじゃないし、いろいろな怨みをこの包丁を通じて感じるんだ。…だけど、君は刺したくない。これは包丁の意思じゃない・・・ボクの感情だ。でもボクはそっち側の味方になったわけじゃない。だから君に教えられることも少ないんだ・・・」
私を殺す?こちら側?よく話がつかめない。
「どうゆうこと?分かるように・・・」
そこで私は口を閉じた。トンベリがあまりに切ない顔をして包丁を向けてきたからだ。
「・・・そっか、ダメか」こんなに非常時であるはずなのになぜか落ち着くことができた。いっつもごまだれ師匠が「ピンチであるから冷静に・・・」なんて言ってたおかげかな?
「ゴメン、怖がらせ用としたわけじゃないんだ・・・」そんな私を見てしょんぼりした様子でトンベリがその場にちょこんと座った。
「ううん、考え事してただけ。そんなにショボンとしないで」
「ホントに?」
「うん、そう。話したくないことは話したくなるまで話さなくていいからさ君が今、話したいことを話そうよ」
「・・・うん」そういうとトンベリはカンテラを囲むような形でこちらに向き直った。カンテラの優しく淡い光が二人をほんのり紅く照らす。
「・・・ボクはね・・・実は、君の・・・」
ズゥン!
遠くで大きな音がした。何かが激しくぶつかるような音。途切れてしまったトンベリの言葉・・・。トンベリはしばらくそちらを見つめていたけれど、急にこちらを振り向いてあわてながら
「予定が変わったみたいだ。ここにいたら危ない!ボクは誰かに君といたことを見られるわけには行かない。だから、今から君一人で行くんだ!ここは元の博物館で言うとホラーゲーム中心に展示していたところだ。だけど今の状況じゃあどんな奴が出てきても不思議じゃない。ここから出た後のことを指示したいけど、バグの影響で地形なんか、すぐ変わってしまう。だけど恐れないで。君にはここから出るための賢い頭がある。うまく謎を解いてここから逃げて・・・このホラーの館から」
かなり焦っているようだ。私にも緊張が伝わってくる。
「そうだ、これから先はかなり暗いだろうからこのカンテラを持っていくといい。明るかったら怖くないだろう。・・・それでも、恐怖に打ち負けそうになったら、君の仲間を探すといい。もう一人、恐怖を払い去る心の強い君の仲間がいるはずだから・・・」
それだけ言うとトンベリはこちらに背を向け歩き出した。
「待って、また会えるよね?」
「・・・・・・うん、きっと」そういって振り返ったトンベリは少し悲しい顔をしていた気がする。
ズゥン!
まただ、また音がした。
「いったい、何がこの館で起きているんだろ?師匠ぅ・・・」


「・・・青鬼はどこかにいったようね」
私が転がり込んだ部屋を改めて見まわすと奇妙なことにその部屋は真中にレコードがあるだけの部屋だった。
「・・・あやしい、普通はさわらないよね、ましてや今いるここはバグ発生中の電脳世界・・・『君子危うきに近寄らず』って言うしね」
もう青鬼はいないみたいだからさっさと出ようとドアノブに手をかけて開けようとしたが・・・。
ガチャンッ
「・・・なんで?」そのあと何回もためしたが、扉は一向に開かない。
「もしかして・・・」
「そうさ、君は閉じ込められたんだ~♪」いきなりレコードが流れ出し、陽気な音と共に不思議な歌声が部屋に響いた。
「・・・だれ!?誰なの!?」
「そう!君はごまだれ。僕達は誰でしょう~?」
「・・・」人をからかったような笑い声と曲なのに不思議と心が和む。そして音楽に引き付けられるように身体がレコードの方に歩き出す。しかし、それは強制的なものではなく自然にそして軽快なリズムで心がはずむ。
「僕らは味方さ」
「とりあえず今はね~♪ケケケッ」
「だめだよ!怖がらせたら。味方なんだから。ウフフッ」
気がついたら周りをいくつもの白い影がくるくる回っていた。裂けた口に見合わない可愛らしい手と尻尾。
「あなた達・・・テレサね?」
「そうだよ~♪ケケケケッ」
「僕達は・・・」
ドンッドンッドンッ!!!
扉が強引に叩かれた。
「青鬼!!」
「ああ、もう来てしまったね♪」テレサは焦ってない!?消えれるから?
「ごまだれ。死にたくなかったらこれを着けるんだ」
そういって渡されたのは青白く輝くティアラだった。
「これを着けている時、君はテレサだ」
「あいつに~♪」
「なんか~♪」
「「「「「みえてない~♪」」」」」
半信半疑だったがこの部屋に身を隠せそうなところはない・・・仕方ないか・・・
「さあ、はやく着けるんだ♪」
ティアラをつけた瞬間、ゼリーに飛び込んだような感覚につつまれた。
「消えた・・・の?」そう言い終えるまえに扉が吹き飛んだ。木端微塵とはまさにこの事なのだろう。
「・・・」青鬼があの不快感を覚える笑みでこちらに歩いてくる。
しっぱい!?
ズンッ
ズンッ
ズンッ
一歩また一歩と距離を詰めてくる。逃げなきゃ!
「ッ!?」テレサたちが私の身体を押さえつけている。思わず開きそうになった口も押さえられてしまった。
ズンッ
まさか、青鬼の仲間だったの!?
ズンッ
ゆるせないっ!放してッ
ズンッ
悲痛な心の叫びも出せぬまま、ついに青鬼があと一歩の所まで来た。もう青鬼の吐息すら感じれる。私は思わず身体をこわばらせ、青鬼に「かかってきなさい」と心のなかでつぶやき、青鬼をキッとにらみつけた
しかし、それ以上青鬼が来ることはなかった。青鬼はキョロキョロと部屋を見回した後、何もなかったように部屋を出て行った。
「ごまだれ?どうしたの♪」ポカンとしている私にテレサたちが何事もなかったように話しかけてきた。
「・・・なんで?」
「フフッ、ゴメンゴメン。説明不足だったね♪」
「あ、もしかして僕達が裏切ったと思ったね?ケケケケッ」
「実はテレサになるとはいっても完全じゃないんだ♪」
「・・・完全じゃない?」
「そう、だから止まってないと姿は消せないんだ♪」
「しゃべってもダメだよ」
「そうなんだ。私はてっきり・・・」
「ケケッ気にしないでいいよ。説明不足だったしね」
「他に何ができるの?」
「う~ん・・・あとは壁をすり抜けるくらい・・・なんだけど、今はあまり使わない方がいいかも・・・この屋敷、バグのせいでどんどん形が変わってるからね♪」
「だから、どうしてもって時じゃない限り使わない方がいいかも・・・」
「そうなんだ」
「そんなことより、ついてきて欲しいところがあるんだ」ハッと思い出したようにテレサが話題を変えた。
「こっちだよ♪」そういうと部屋を出て行ってしまった。
「あ、待って!」と私もそれに続いた。

いくつかの廊下を過ぎ、階段も2階分上ったはずだ。そして今現在、目の前には大きな額縁があった。見事な油彩で絢爛豪華なテレサのパーティの会場が描かれていた。この絵は以前この博物館の目玉の1つとして雑誌で見たことがある。ただ1つ気にかかることは描かれているテレサが動いていることだ。
「・・・動いてる」思わずつぶやいてしまった。
「さあ、入って、ティアラがあれば入れるはずだよ♪」そういうとテレサは絵の中に飛び込んでいった。
「テレサにしか入れない所か・・・」そういって飛び込んでみるとそこはあの見事な絵の通りのパーティ会場だった。
「こっちこっち♪」そういって手招きされるほうに進んでいくと奥に扉があった。
「ここがキングテレサ様の部屋だよ♪」
「キングテレサ!?」昔、見たことがある。王冠をかぶっている大きなテレサだ。それがこの部屋にいる、なんとなくついてきてしまったが何をされるんだろう・・・。逃げちゃおうかな?いや、でもこの屋敷について何か知ってそうだし・・・、ティアラのお礼もしないと・・・。
「キングテレサ様!失礼します」そういうとテレサは扉を開き、私だけを中に入るよう指示した。
そこはまさに王の部屋というにふさわしかった。えんじ色の絨毯が敷き詰められ。大理石の壁や天井には金の細工が輝いていた。そしてそれらに見劣りしないような豪華な玉座に鎮座しているのは想像していたキングテレサとは違って足を組み頬杖をついていた人間の形をしていた。白銀の髪にネイビーブルーの瞳、肌は色白で宝石がちりばめられた王冠をかぶっている男だ。
「やはり、美しい」そういって男は歩み寄ってきてまるで小鳥を指先に乗せるような動作で私のあごをクイッとあげた。
「あなたが・・・キングテレサ?」
「そう、俺がキング。ようこそ、我が妃よ」そういって強引に抱き寄せられた。
                 
to be continue

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No title

わー!今回も楽しく読ませていただきました!(。・ω・。)

 
キングテレサてめぇwwwwww(←
プロフィール

鍋&末期ぃ

Author:鍋&末期ぃ
絵はあらいぐまさんから頂きました!
感謝感激ッス!
右 末期ぃ
左 鍋

実況をぼちぼちやってます。

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